15年以上前の話になりますが、弊スタジオのキッズダンスレッスンのコンセプトの中に「競争」はありませんでした。
それは学校で競争して習い事であるダンスでも競争するのは、さすがに可哀そうと思ってたからです。
後でわかったのですが、それは私の勝手な思い込みでした。
幅広くあいまいに解釈できる「平等」というものが蔓延していて、昔の教育と違ってきていると知りました。
もちろん、すべてがそうではないでしょうが、学校が塾化しているのは確かでしょう。
弊スタジオにセツゲッカというパフォーマンスチームがあります。
各種イベントやお祭り、パーティーなどのステージに積極的に出演している小中学生で編成されたチームです。
セツゲッカは外に出掛けて行って、ステージを見てくれるお客さんはもちろん、イベント関係の方とも会う機会が多いので、挨拶を徹底させています。
「こんにちは!」と相手に聞こえるように、はっきりと発声するのはもちろんの事。
それに合わせてお辞儀をします。
この挨拶を観客や、ステージ関係者にします。
大体の人は「ちゃんとしてますねー。」と言ってくれます。
それもそのはずです。
このお辞儀が出来る人が、世の中にほとんどいません。
大人も含めて。
それを小中学生が出来るのですから。
このお辞儀は武道のお辞儀です。
(最近は武道もちゃんとしたお辞儀が出来てないところもありますねー・・・。)
そう、ダンスなのに武道のお辞儀です!
ある小学校の卒業式でのお話です。
セツゲッカのメンバーが卒業生として式に出席しました。
卒業式ではステージで卒業生が一人ひとりお辞儀をして卒業証書を受け取ります。
そのメンバーが、校長先生から「卒業生の中で一番お辞儀がきれいでした。」と誉められました♪
と喜んで報告してくれました。
私も自分の事のように、いやそれ以上にうれしかった。
学校ではここまでの教育は難しいでしょう。
事情はお察しします。
学校ではないから出来る教育があります。
教育委員会とかPTAとか関係のない、ただの習い事だから出来る事。
ダンススタジオがここまでやるか!!
を目指す!