目線

ダンスで目線は最重要課題です。

しかし、最初はその事に気付きません。

手足の動きに気がいって目線までたどり着きません。

ある程度経験を重ねると、目線の重要性に気付く時が来ます。

たまに、最後まで気付かない人もいます。

「目は口ほどにものを言う。」

ということわざがありますが、これまだ甘いです。

 

目は口以上にものを言います。

 

一点を見つめて(凝視)踊るのと、黒いサングラスをかけて同じ踊りをします。

明らかに一点を見つめた踊りの方が見てる人の目を引きます。

目の力は絶大です。

観客の目を引きたかったら目で引く。

心を引かせたかったら心で引く。

心の方は難しいですね。

(これは一生かかって到達できるかどうかの世界と思います。)

 

目線の話に戻ります。

ダンスで目線は重要です。

でも、これってダンスだけに限った話ではないのです。

この目線を日常で活かせば、一味違った存在になれます。

ほとんどの人がここでの目線がありません。

それはどこか?

 

挨拶の後です。

 

挨拶まではその人を見て(目線を活かして)います。

でも挨拶後は目線がよそに行ってます。

例えば、「おはようございます。」

おはようござます。と言うまでは相手の事を見ているのですが、言い終わった後はもう見ていません。

99%の人がこんな感じです。

せっかく挨拶したのに、それが活きてない。

効果で行ったら50%くらいでしょうか。

挨拶の後まで目線を生かしていれば100%(真の100%は難しいです。例えです。)の挨拶が出来るのに、もったいないです。

 

ステージと普段の生活って、非日常と日常なので、気持ちの部分では使い分けが必要です。

でも目線に関しては、その使い分けはいらないかなと思います。