私がダンスを始めたころ(80年代)は、まだ世の中にヒップホップダンスが浸透しておらず、とても職業として成り立つレベルではありませんでした。
多くの人が趣味として楽しむ程度で、仕事の後にストレス発散で踊っていました。
昔はディスコというものがあって、そこで練習の成果を出す事が出来ました。
今でいうところのカラオケボックスですね。
歌の練習をしてカラオケに行った時に披露する感じです。
そして現在、趣味の域を出る事がなかったダンスが、今では職業として成り立つようになりました。
ダンスを仕事にするといってもいくつか種類があって、大きく分けたら
踊ってお金を頂く
か
教えてお金を頂く
です。
前者はいわゆる「ダンサー」です。
舞台で踊ったり、アーティストのバックで踊ったりですね。
これを職業にするにはハードルが高いです。
多くの人を魅了できる高いスキルが必要です。
これについては私自身ほとんど経験がないので、他に譲るとして。
もう一つの「教えてお金を頂く」について書きたいと思います。
こちらは80年代にはほぼ存在してません。
スクールや教室というものが無かったのです。
あっても知る人ぞ知る程度で、広告や看板出してというのはほとんど無かった記憶があります。
あれから約35年、スクールや教室も増えました。
ダンスを踊ってる層が、大人から子供に大きくシフトしました。
部活やサークルはもちろん、学校の授業にまで取り入れられるようになりました。
物凄い成長率です。
これによってダンス講師が職業として成り立つようになりました。
本業、副業と分かれると思いますが、ダンス講師のみの収入で生活している人も少なくないでしょう。
ダンスを愛する人にとっては良い時代ですね♪
どんな業界も成長期、安定期、衰退期というものがあります。
その業界の中にいる人からすれば、成長期と安定期は出来るだけ長い方がいいですよね。
携帯電話は短かったですね、ポケベルはもっと短かった。
今、ダンス業界は安定期にあると思います。
子供人口は確実に減っているので、長くはないような気がします。
安定期が長く続くかはダンス業界にかかっています。
答えは一つではないと思います。
ダンス業界はダンス業界人が守っていくしかありません。
微力ですが私もお世話になってる“ダンス”に恩返しをする為に貢献していきます!
多くの子供たちが大人になった時に「ダンスやってて良かった♪」と思ってもらう為に。